稲沢市で土地購入なら！地域に密着したハウスドゥ愛西へ！【不動産用語集】遺産分割とは？

遺産分割とは、相続財産を相続人が分けることを指します。これは、遺言により各相続人の取得する財産が具体的に記されている場合を除き、相続人全員で協議して、誰がどの財産をどの方法でどれだけ取得するかを決めなければならないという重要なプロセスです。 遺産分割の協議は、民法で「遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮してこれをする」と規定されています。この協議には全ての相続人が参加しなければならず、全員が参加していない場合はその遺産分割協議は無効となります。 また、この協議は相続人間での任意の話し合いであり、全員が協議し、全員が賛成すれば、遺言や法定相続分に関係なく財産をどのように分けることも自由です。しかし、協議ができないときや不調のときには、家庭裁判所で決めてもらうこととなります。 具体的な分割の方法としては、遺産そのものを現物で分ける現物分割、相続分以上の財産を取得するときにその代償として他の相続人に金銭を支払う代償分割、遺産を売却して金銭に変換したうえでその金額を分ける換価分割があります。 さらに、遺産共有状態にある共有物に共有に関する規定を適用するときは、法定相続分（相続分の指定があるケースは指定相続分）により算定した持分を基準とします。また、共有者は裁判所の決定を得て所在等不明共有者（氏名等不特定を含む）の不動産の持分を取得することができますが（2023年4月1日以降）、これは相続開始から10年を経過していなければならないという制限があります。